【産業報道出版】エリス 小水力発電が発明協会会長賞を受賞 優れた発明・意匠の技術者顕彰

2024/12/11

自然エネルギー、省エネ事業を手掛けるつばめホールディングスのグループ会社、エリス(岡山市、桑原順社長)と長崎大学等とで開発を進めている小水力発電(マイクロ水力発電)が、「令和6年度中国地方発明表彰(特別賞 発明協会会長賞)を受賞した。発明名称は、「自動負荷追従運転で経済的な小水力発電装置」、受賞者は桑原社長と長崎大学大学院工学研究科の佐々木壮一助教博士。
地方発明表彰とは、各地方における発明の奨励・育成を図り、科学技術の向上と地域産業の振興に寄与することを目的とした顕彰のこと。全国を8地方に分けて表彰を実施し、各地方において優秀な発明・考案・意匠を完成した人、これら発明等の実施化に尽力した人、発明等の指導・育成・奨励に貢献した人の功績を称え表彰するもの。
今回受賞した小水力発電は、各地に点在する小規模な河川や用水路などに設置し、水流を利用して発電する仕組み。最大の特徴は低落差・低流量環境下においても、自社開発した水車(羽根形状の意匠と機構で特許)により、効率的かつ安定的な発電が可能なこと。
エリスによる小水力発電の本格的な取り組みは2007年から。これまでも実証を重ねながら実績を積み上げてきた。
現在は世界各国で特許申請を進めるなど、日本のほか世界市場を見据えた取り組みが進められている。

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