【石油化学新聞社】低落差でも効率よく エリスの小水力発電「エコプロ」優秀賞に

2021/10/05

つばめホールディングスのグループ会社で環境エネルギー事業を行うエリス(本社・岡山市、桑原順社長)が開発した小水力発電システム「Waterweco®」が9月8日、サステナブル経営推進機構が主催する「第4回エコプロアワード」で優秀賞を受賞した。低落差・低流量環境でも高効率に発電できる独自技術が認められた。同15日にオンラインで会見した桑原社長は「小水力発電は天候に左右されず安定した発電が可能。これまで岡山、滋賀、広島など10カ所に設置し普及を促進している。国内に遍在する農業用水路などの水流を効率よくエネルギーに転換でき、自然環境に優しく投資回収も早い」と語る。水車の羽根の形状、枚数、角度などを最適化して発電効率を高め、時季による流量変動が大きい農業用水路でも安定した発電量の確保を実現。昨年10月に商標登録と特許を取得した。(一部抜粋)

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