【ご報告】岡山県地球温暖化対策室・耕地課主催 小水力発電研修会

2018/09/08

2018年8月22日水曜日14:00~
 
岡山県主催の小水力発電研修会が、
 
岡山県立図書館多目的ホールに於いて開催されました。


まず、岡山県環境部新エネルギー・温暖化対策室 室長 小寺恵子様 より開会の挨拶がありました。


次に講演として、『小水力発電を地域で創る・守る』というタイトルで、

岡山大学環境理工学部 准教授 本田恭子様 が登壇されました。

電力会社でも行政でもなく・・・「地域が小水力を創り、守るしくみ」とは?を講演テーマとされ、

我が国、特に中国地方の小水力発電の歴史、特性、小水力発電開発運動の主導者の存在、

課題(外部との連携、地域の「自律※」)などにて大変分かりやすくお話されました。

※経済的、財政的「自立」を過度に求めるのではなく、

地域課題解決のために外部へ能動的に働きかけて必要な支援を得ていく「自律」の重要性


次に、岡山県内の自治体で小水力発電など自然エネルギーに積極的に取り組まれている、

西粟倉村産業観光課 主幹 白籏佳三様 より

『西粟倉村の小水力発電』というタイトルで事例発表をいただきました。

「弊社も当該小水力発電所を見学させていただいたこともあり、

中山間地域の自然エネルギーのポテンシャルの高さと、

地域の自然エネルギーを売電収入や自立電源として活用するという、

中山間地域における低炭素モデル地域の創造を積極的に行われているモティベーションの高さに、

改めて感銘を受け、岡山県内にこのような自治体が存在することに誇りを感じました。」


最後に、岡山県土木部 河川課水政班 藤原良浩様 より情報提供といたしまして、

「水利使用許可手続等について」説明がありました。

小水力発電の登録制の導入(河川法の改正)や慣行水利権に係る小水力発電の水利使用手続の簡素化、

水利権の届け出状況による取水量データの確認方法など、

小水力発電事業を行う上で必要な知識を詳しく説明いただきました。



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