岡山県新見市髙尾農業用水路エリス発電所

設置前の課題

以前紙漉き水車があった岡山県新見市髙尾農業用水路に於いて、発電用水車を設置するにあたり
当時(検討時)は河川法改正前で農業用水路に水力発電を設置するにあたり許可を取らなくていけなかったが、現在はその手続きが(許可制→)登録制になったため、マニュアルに沿った手続きで設置できるようになった。
水路の管理者である用水組合との合意が大前提であったが、持続可能かつ環境に良い自然エネルギーであるマイクロ水力発電の価値は容易に受け入れられた。騒音問題なども不安視されたが、設置前の落差による水の音と変わらない。(水車の回転音は最大70デシベル程度)※一般に「不快」とされる80デシベル以下
塵芥対策や万が一の駆け付け体制に関しても、このタイプは開放型周流水車にカテゴライズされるため、メンテナンスは容易で、独自の遠隔監視システムにより24時間365日の監視体制を構築した。

設置目的

固定価格買取制度を活用して発電した電気を売電すること。
売電価格は1kWあたり34円(税別)。
環境省ETV環境技術実証事業に於いて発電効率を検証し、更に高効率の開放型周流水車を開発すること。⇒2017年末に岡山県の助成を受け、国立大学法人長崎大学、株式会社西日本流体技研とWaterWecoを共同開発した。(2017年末に東京ビッグサイト環境省ブースで展示した。)

導入メリット

もともと、24時間ほぼ安定した流量で水がザーッと落ちているところだったため、完全に捨てているエネルギーだったが発電機を設置することにより、その水力エネルギーを安定電源として有効利用できた。
初期投資を回収すれば、限りなく発電コストがゼロに近づく。

⇒動画につきましては、こちらをご覧ください


概要

設置場所:  岡山県新見市髙尾
水車: 開放型周流水車
寸法形状: 直径 3000mm 幅  1300mm 全高 4000mm(昇圧機部分を含めると5500mm)
最大流量: 毎秒約0.8㎥
定格発電量: 7.5kW
稼動開始時期: 2016年3月

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